積み立てNISAを活用していますか
金融庁によると18年6月末時点での口座開設数は約68万となっており、増加傾向となっている。政府の意図したとおり、「貯蓄から運用」へのシフトがおこりつつあるが、そのペースは遅い。将来の年金に不安を持つ20代の伸び率が高く、制度の目的にそった形となっている。ただ、20歳代の口座数は、10万強と人口を考慮するとまだ多いとは言えない。
預金では、金利が低く資産は多く増えない。ある程度リスクを取らないと資産は増えない。安心した将来を迎えるには一定の資産が欲しい。ただ、運用と言う言葉に乗せられ、安易に投資すると痛い目にあう。主要銀行9行、地域銀行20行の統計データで、投資信託口座のプラス割合は55%となっている。45%は、マイナスとなっているのだ。自分は、大丈夫だと思っていても、安易に投資をしていると後者になってしまう。
プロが運用しても収益を上げ続けることは難しい。特にアクティブ運用投信で長年、プラスを維持しているところは少ない、長期投資で、ドルコスト法などで投資すれば大丈夫といって都合の良い期間のデータを見せて、販売をする業者も少なくない。
安定して資産を増やすには努力も必要だ。寝ていて増えるような金融商品はほとんどない。運用の結果は、自分の将来に跳ね返ってくる。安心できる将来を迎えるために情報収集をしっかりしよう。
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