ロボットアドバイザーの利用が低迷

資産運用

ロボアドバイザーが低迷

ロボアドバイザーの利用者が増えていない。ロボットアドバイザーは、コンピューターのプログラミングが、年齢、資産額、投資経験、運用方針などを答えると、その人に最適な投資商品を選び出すので、簡単に投資ができる。しかし、利用者は低迷している。「資産から運用」の「政府の呼びかけがまだ足りないのか?。」「将来に対する不安は漠然としてまだ危機感がないのか?」「どのように資産運用したらよいのか?」など多様な理由が考えられよう。供給側は、お金のデザイン、ウェルスナビなど30社近くが、このロボアドバイザーの市場に参入しており、不足しているとは言えない。

文化の差

アメリカでは、ロボアドバイザーを利用した30兆円におよんでいる。人口や、経済規模などを考慮すると1/3とは言わないまでも1/10くらいまで伸びてもおかしくない。ただ、日経平均とダウの値動きを見てもわかるようにダイナミックが乏しい日本の投資市場では投資は伸びないのであろうか?。ものもと日本は倹約、質素を美徳とする文化があるため、こうした意識が底流に流れ、不労所得と言われる資産運用からの儲けを良しとせず、興味を示さないのか?。

ただ、よく言われるようにアメリカで起こったことが10年後に日本に起こると言われる。確かに、その可能性は高いが、グローバルしたこの世界で10年後にこうしたシステムを使っても、もう遅いだろう。取り組むなら、「今でしょ(古すぎた?)」。

人生100年の時代に将来を見据えた資産形成をしておかないといけない。今までは、国が何とかしてくれていた。ところが自己責任の時代に入っている。給与が増えない!、年金が増えない!などと言っても今後は自分で責任を取らなくてはいけなくなってくる。