野村アセットが証券会社を買収

資産運用

 運用会社が証券会社を買収。

野村アセットマネジメントがエイト証券を傘下にする。同社の営業収入は平成29年3月期で2憶5,166万円、赤字企業だが数十億円の投資している。今後の市場拡大が見込めるためだが、同社は30代~40代を中心にロボアドバイザーを利用し、資産運用の提案をしている。現在はETFを購入し資産を運用するが、ロボアドバイザーを利用しているため、手数料は抑えられている。まだ、利用者は限定的で評価は難しいが、運用会社が企業を評価し買収していることを考慮すると消費者としては注目をしておくことが必要だ。

ロボアドバイザー間の勝負

ロボアドバイザーを利用し資産運用を提案しているフィンテック企業が増えているが、利用により資産が増加することが確約されたわけではない。手数料は安いとはいえ、コストがかかる。ある企業は、運用額の1%(年間)となっており100万円の資産額となると単純に1万円が費用となる。預金・現金のままであれば100万円が一年後の資産となるが、投資のより99万円となることも覚悟しておく必要がある。

運用するため資産が増える可能性があるが、ロボアドバイザーも完璧ではない。これまでにない事象が起これば、これに対応できず資産を減少させる可能性もある。よくドルコスト法で投資していれば、収益があがると言われるが、絶対的な理論ではない。下落局面だと、いくらドルコスト法で購入しても収益はマイナスとなる。

運用しないと資産は増えない

1997年の改革以降(教育改革、金融改革など橋本政権時代に始まった)に自己責任が強まっている。ただ、政府もそれなりにテーブルを用意している。iDeCo(イデコ)やNISAなどで税額控除などがある。しかし、こうした制度を活かさないと資産は増えないし、厳しい将来がまっているかもしれない。